はじめに

今年読んだ本のひとことまとめ、備忘録的なもの。2024年版。

通読せず辞書的に読んでる本も多いです。 特にお気に入りの本には★をつけてます。

今回を国立国会図書館のAPIを利用して書影を表示しています。個人・収益なしだと申請なしで使えて便利。

国立国会図書館サーチが提供する書影API | NDLサーチ | 国立国会図書館

前回まで:

設計・アーキテクチャ

ソフトウェアアーキテクチャメトリクス

ソフトウェアアーキテクチャメトリクス

https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400607/

初めてレビューに参加した本。読んだのは昨年。オムニバスな内容で面白かった。

データモデリングでドメインを駆動する

データモデリングでドメインを駆動する

https://www.amazon.co.jp/dp/4297140101

14章以外はピンとくるところ少なかった印象。

ドメイン駆動設計をはじめよう

ドメイン駆動設計をはじめよう

https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400737/

今までのDDD関連の本より読みやすい。コーディングに深入りしていない章の話が良かった。

マイクロサービスアーキテクチャ(第2版)

マイクロサービスアーキテクチャ(第2版)

https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400010/

第1版と別物と扱ってよさそう。トレードオフの話が満載で参考になる。

AWSクラウドネイティブデザインパターン

AWSクラウドネイティブデザインパターン

https://www.amazon.co.jp/dp/4297143372

クラウド環境の設計パターンの話を満遍なく扱う本ってあまりないような?ツボを抑えられた良書でした。

クラウドネイティブのスタンダードなところを万全なく抑えられててよかった。AWS以外の場合でも役に立ちそう direct.gihyo.jp/view/item/00...

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— abekoh (@abekoh.dev) October 23, 2024 at 12:03 AM

プログラミング言語

効率的なGo★

効率的なGo

https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400539/

低レイヤーなところにも踏み込みながら最適化の話を扱う本。とても面白かった。

データベース

楽々ERDレッスン

楽々ERDレッスン

https://www.amazon.co.jp/dp/4798110663

以下の記事で紹介されていて、気になったので購入して読んだ。

実践Immutable Data Model - 紙箱

データベースのテーブル設計、なんとなくでやっていたので、ひとつの指針としてこの本のやり方を覚えておくとこの先役立つなと思った。

内部構造から学ぶPostgreSQL設計・運用計画の鉄則

内部構造から学ぶPostgreSQL設計・運用計画の鉄則

https://www.amazon.co.jp/dp/4297132060

会社の読書会で読んだ。PostgreSQLがどう動いているかはもちろん、知らない機能・仕様にも触れられることができて良い機会だった。他の方の読書会の記事は↓

Database Design and Implementation★

https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-030-33836-7

自作RDBMS界隈では定番書?難しいですがちゃんと動くところまでたどり着けた。以下がそのチャレンジの記事。

Goで自作RDBMS - abekoh’s tech note

プログラマのためのSQL : すべてを知り尽くしたいあなたに

プログラマのためのSQL : すべてを知り尽くしたいあなたに

https://www.amazon.co.jp/dp/B00SF6JN4U

以下の読書会で現在進行中で読み進めている本。

データベース勉強会 - connpass

思想強いところもあるが、いい意味で面白おかしく読めてて楽しい。

ネットワーク

パケットキャプチャの教科書★

パケットキャプチャの教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4797390719

パケットキャプチャを通してネットワークを学べる本。TCP/IP関連の教科書的な本よりこちらから入ってみるもかなりありだと思った。

ヤマハルーターでつくるインターネットVPN

ヤマハルーターでつくるインターネットVPN

https://www.amazon.co.jp/dp/B07BF8HXGP

以下のVPN構築のために参考にするために買った。実際はインターネットで最新の情報追っかけるほうが多かったのでそこまで使わなかった。

自宅とGoogle Cloud VPCをVPNで繋いでみる - abekoh’s tech note

テスト

ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3版): SQuBOK Guide V3

ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3版): SQuBOK Guide V3

https://www.amazon.co.jp/dp/427422631X

以下の講演で紹介されていて、少し読んでみた。

ソフトウェアアーキテクチャメトリクスの基礎: Software architecture metrics in a nutshell - Speaker Deck

品質の定義からはじまり、品質に関連する知識が詰め込まれててすごい。

フロントエンド開発のためのテスト入門

フロントエンド開発のためのテスト入門

https://www.amazon.co.jp/dp/4798178187

フロントエンドテストの入門本として、今まであまりなかったのでよさそう。個人的には知っていることがほとんどだった。

キャリア

スタッフエンジニア : マネジメントを超えるリーダーシップ★

スタッフエンジニア : マネジメントを超えるリーダーシップ

https://www.amazon.co.jp/dp/429607055X

シニアエンジニアの、マネジメント方面でないその先のキャリアについての話。今年の下半期はこの本を参考にキャリアについてあれこれ考えてた。

その他

ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第5版★

ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第5版

https://www.amazon.co.jp/dp/4798157384

会社経営の話から会計、在庫管理、人事管理など、どの会社でも必ず存在する概念、頻出する概念について丁寧に解説された本。自分はソフトウェア関連以外の知識がとても弱いので、この本をベースに学んでいけると良いと感じている(まだ通読できていない…)。

理科系の作文技術★

理科系の作文技術

https://www.amazon.co.jp/dp/4121006240

過去に読んでいるけれど改めて読み直した。そして以下のスライドを作成した。

『理科系の作文技術』から学ぶ技術文書の書き方 - Speaker Deck

仕事する上でのわかりやすい文章書くスキル、とにかくこの本に詰まっていると思っているので改めて推していきたい。

Software Design定期購読

https://gihyo.jp/magazine/SD/subscription

今年1年定期購読してみた。自力の情報収集だとどこかに偏りがちだが、Software Designの特集は手広くいろんな分野が取り上げられるので偏りを軽減させるのに良いなと思った。詳しいと思ってた分野でも知らない話も結構出てくるので良い。

一方で積んでしまっている号もあるので、来年は一旦止めている。気が向いたらまた再開するかも。

まとめ

今年は少ないかも?と思ってたけれどそうでもなかった。通読は少ないかもだけれど。

今回はあまり取り上げなかったが、最近は技術書以外の本を読んでいこうという気持ちも高まっているので、そのあたりも来年は取り上げていけたらなと思っている。もちろん技術書もたくさん読んでいきたい。